TALKS
変遷する芸術の価値 評価するのは「どこ」の「だれ」なのか?
長らくニューヨークやロンドンなど欧米を中心に蓄積されてきた、戦後の美術史。日本やアジアの現代アートのなかには、それらアートの「中心」に向けて発信されたものも多くあったが、必ずしも企画者の期待どおりに受容されたわけではなく、芸術性よりも国家や地域の経済的影響力や政治的存在感によってその評価を変化させてきた。90年代以降になると、非欧米圏における地域固有のモダニズムの存在も徐々にグローバルな理解を得られるようになり、アートの地政図はいまも変化し続けている。
片岡真実(森美術館館長)による本レクチャーでは、50年代以降日本およびアジアから欧米に向けて発信された主要な展覧会とその受容を検証し、変化する評価軸と社会背景の関係などについて考える。
オンライントークプログラムは、オルタナティブなアート教育を担ってきた非営利のグループ、アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT]によって企画されています。
片岡真実(森美術館館長)による本レクチャーでは、50年代以降日本およびアジアから欧米に向けて発信された主要な展覧会とその受容を検証し、変化する評価軸と社会背景の関係などについて考える。
オンライントークプログラムは、オルタナティブなアート教育を担ってきた非営利のグループ、アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT]によって企画されています。
片岡真実
森美術館 館長。ニッセイ基礎研究所都市開発部研究員、東京オペラシティアートギャラリー・チーフキュレーターを経て、2003年より森美術館。2020年より現職。2007~2009年はヘイワード・ギャラリー(ロンドン)にて、インターナショナル・キュレーターを兼務。第9回光州ビエンナーレ(2012年)共同芸術監督、第21回シドニー・ビエンナーレ(2018年)芸術監督、国際芸術祭「あいち2022」芸術監督。2014年からCIMAM(国際美術館会議)理事、2020年より会長を務める。
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