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September 14, 2021

美術館とギャラリー、50施設が参加する「アートウィーク東京」が始動
2021年11月4日(木)から4日間の開催! —Chisato Yamashita



「アートウィーク東京」が11月4日(木)にスタートする。4日間の会期中には、都内50ヵ所の現代アートにまつわるスポットをつなぐ4つのルートを走る「アートバス」が登場するほか、森美術館 館長の片岡真実などをスピーカーに招いたオンライントークの配信も。

2022年に本格ローンチする「アートウィーク東京」。世界最大級の近現代アートフェアとして知られる「アートバーゼル(Art Basel)」のサポートを受け、今年はプレイベントとして開催される。

「アートウィーク東京」に参加する美術館は、東京国立近代美術館やアーティゾン美術館、ワタリウム美術館を含む6館。さらに、タカイシイギャラリーやスカイザバスハウス、ギャラリー小柳、小山登美夫ギャラリーなど国際的に活躍するギャラリーから新世代のアーティスト・ラン・スペースまで、44軒のギャラリーを加えた、計50のアートスポットが会場となる。会期中は、これらを4つのルートで繋ぎ、それぞれを「アートバス」が巡回。パス(有料)があれば、バスは乗り降り自由、美術館の割引も受けられる。

今年のソウル・メディアシティ・ビエンナーレでアーティスティック・ディレクターを務めたユン・マ企画による「アートバス」のテーマは「都市を巡る声」。乗客は、現在の即興演奏や電子テクノロジーを用いた表現に多大な影響を与えた「グループ・音楽」や変化する事象にフォーカスしたインスタレーションを手がける毛利悠子など、ルートごとに異なる4組のアーティストが創造する"声"を体験することができる。

日本の現代アートの美術史的文脈やその楽しみ方をテーマにしたオンライントークシリーズは、10月から配信予定。森美術館 館長の片岡真実など7名がスピーカーとして登場予定だ。

「アートウィーク東京」の共同設立者でディレクターの蜷川敦子は「インフラを整え、東京のアートシーン形成に携わる主要なアートスポットへのアクセスを簡易化することで、すべての方をアートのプロフェッショナルと繋ぎ、日本の現代アートのコミュニティの創造を促すことができればと考えています」とコメントし、「グローバル・ブランドであるアートバーゼルの協力によって、国際社会と日本の関係をより強固にしたい」とこの先の展開を見据える。

アート初心者からコレクターやプロフェッショナルまで、あらゆる人を楽しませる仕掛けが満載の「アートウィーク東京」で、東京に息づくアートの今を体感しよう。
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