ファーガス・マカフリー 東京
表参道
港区北青山3-5-9
Tel. 03-6447-2660
ファーガス・マカフリーは2006年の設立以来、アメリカ、日本、ヨーロッパの戦後および現代美術を世界に向け紹介。10年以上にわたり24名以上の作家、エステイトとともに幅広いプログラムを展開してきた。日本戦後美術、気鋭のヨーロッパ美術の国際的な評価を確立する上で中心的な役割を担う。ニューヨーク、東京、サン・バルテルミー島にギャラリースペースを持つ。東京ギャラリーは2018年3月ロバート・ライマン展でのオープンを皮切りに、2020年以降はジャスパー・ジョーンズ、リチャード・セラ、久保田成子、白髪一雄、田中泯、キャロリー・シュニーマン、マシュー・バーニー他による展覧会を開催している。

展覧会
MARCIA HAFIF: Change and Continuity 1962 – 1974
9月24日–11月6日
カリフォルニアに生まれ、1960年代にはヨーロッパを中心に活動したマーシャ・ハフィフの個展。1962年から69年までローマに滞在し、その後カリフォルニアに戻ったハフィフは、それまで取り組んできた絵画を一時的に離れ、映像、写真、サウンドインスタレーションの実験的な制作を試みた。その経験を経て、1971年にニューヨークに移住した彼女は、再び絵画への回帰の道を模索したが、ローマ、カリフォルニア、ニューヨークで過ごしたこの約12年は、作家の生涯のなかでも最も変化に富んだ時期だった。地理的な移動と制作メディアの移行のなかで、物質と空虚、偶然と介入の間に自身を見出してきたハフィフの展開と、絵画的要素に静謐に向き合う一貫した創作の姿勢を紹介する。
マーシャ・ハフィフ「MARCIA HAFIF: CHANGE AND CONTINUITY 1962 – 1974」展示風景 2022年
Courtesy of Fergus McCaffrey, photo by Ryuichi Maruo