展覧会
二人展:塩原有佳、石井佑果
10月15日–11月6日
塩原有佳(1985年生)と石井佑果(1995年生まれ)による二人展。名画の特徴を繰り返し自作に用いることでその個性を不可視化していく塩原と、その対局の仕事をすることで個性を可視化していく石井の作品には、一見すると過去の名画や趣味絵画の中で描かれ尽くされたかのようなモチーフや描き方が散見される。しかし現代の情報化社会の中で、かれらが実際に目にしたり、また画像でのみしか目にしたことがない膨大な量の「絵画」と呼ばれるものの中から、取捨選択する方法と判断、またその描き方において、それぞれが際立った個性を持つことがわかるだろう。