展覧会
文化の日、保留の絵
11月2日–12月3日
野島良太は、人物や動物、風景などを淡い色調のイラスト風タッチで描く一方、抽象度の高い作品も同時並行で描く作家。日常に起こったことや事象を、日課のようにドローイングに描き、それらを絵の起点として制作している。野島にとって絵画は、断片的な記憶となった感覚を一つひとつのプロセスにおいて画面と応答しながら蓄積されるリアルさ、実感の現れと言えるだろう。絵画を構成する様々な要素が、鑑賞者各々の物語、解釈を促し、豊かな絵画の視覚体験へと導く。