展覧会
サンティ・アレルッツォ展
11月1日–12月2日
サンティ・アレルッツォは1929年にイタリアの南メッシーナで生まれ、1957年よりメッシーナ海峡を挟んだヴィッラ・サン・ジョヴァンニで制作、晩年までを同地で過ごした。生前はイタリア以外ではあまり知られていない存在ながら、その穏やかで詩情のある作風は没後10年以上経った今日、注目を集めている。今回の展覧会では1970年代後半より晩年の2005年までの風景を中心にした作品11点を展示。海峡の輝く青や紫、空の桃色、クリーム色、木々や茂みに宿る緑のバラエティ、アレルッツォの作品に現れる色彩は喜びとも形容できるだろう。