美術館・ギャラリー

ギャラリー38

展覧会

植松永次
月と団子と土あそび

植松永次《空冠》2019年
Photo by Koji Honda. © Eiji Uematsu.

1970年代から50年近くにわたる創作活動において、一貫して土や、自然との真摯な対話のなかに想像の源泉を見出してきた植松永次の個展。生命感あふれる泥漿の動き、土や日照の痕跡が際立つひび割れと歪み、それぞれの素材の特性を存分に活かした作品からは、既存の方法論や自身の意識にとらわれず、あくまでも土や自然から感じたことに主眼を置いた植松の姿勢を見ることができる。作品を通して、ごくあたりまえの風景に潜む、大切な時間や空間を見つけるきっかけを得ることができるだろう。

会場

ギャラリー38

  • F2
  • 原宿

渋谷区神宮前2-30-28

03-6721-1505

2016年9月、神宮前でオープンした現代美術ギャラリー。植松永次による個展以来、ステファニー・クエール、クリスチャン・プーレイ、ハートムット・ランダウアー、ロマーン・カディロン、オリバー・マースデンなど、多くの展覧会を開催。海外のアーティストを日本に紹介すると共に、日本の新進作家や歴史的に重要な作家を発掘し、海外に紹介することを目指している。

植松永次「星座」展示風景 2022年
Photo by Osamu Sakamoto.