美術館・ギャラリー

東京国立近代美術館

展覧会

生誕120年 棟方志功展
メイキング・オブ・ムナカタ

「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」メインビジュアル

1956年に参加したヴェネチア・ビエンナーレ版画部門で日本人として初めて国際版画大賞を受賞するなど、国際的な評価を得た版画家・棟方志功(1903-75)の回顧展。棟方が居住し、あるいは創作の拠点とした青森、東京、富山の三つの地域は、彼の芸術家としての形成に大きな影響を与えた。生誕120年を記念して開催する本展では、富山県美術館、青森県立美術館、東京国立近代美術館が協力し、棟方と各地域の関わりを軸に、板画、倭画、油彩画といった様々な領域を横断しながら、本の装丁や挿絵、包装紙などのデザイン、映画・テレビ・ラジオ出演に至るまで、時代特有の「メディア」を縦横無尽に駆け抜けた多彩な活動を紹介。棟方志功がいかなる芸術家であったのかを再考する。

会場

東京国立近代美術館

  • A1
  • B5
  • 竹橋

千代田区北の丸公園3-1

050-5541-8600(ハローダイヤル)

皇居のほど近くに建つ、日本で最初の国立美術館。近現代の多彩な企画展に加え、1万3,000点を超える国内最大級のコレクションでは、横山大観、菱田春草、岸田劉生らの重要文化財を含む19世紀末から現代までの幅広いジャンルにわたる日本美術の名作、海外作品に触れられる。日本が急速な近代化を成し遂げた激動の時代に日本の伝統的な美意識と西洋美術という異文化のあいだで模索した芸術家たちの歩みを通覧できる。会期ごとに選りすぐりの約200点を展示する所蔵作品展「MOMATコレクション」では、100年を超える日本美術の歴史を概観できる。また、対話による鑑賞プログラム「所蔵品ガイド」や、年に数回、様々なテーマに基づいて国内外の美術作品を紹介する企画展を実施。展望休憩室「眺めのよい部屋」からの眺望に加え、周辺には北の丸公園や千鳥ヶ淵など自然豊かな環境が広がっており、美術館と併せた散策も楽しめる。