日動コンテンポラリーアート
展覧会
ルーカス・ブレイロック
AIに弁当箱を盗まれた
アッシュビル出身でニューヨーク在住のアメリカ人アーティスト、ルーカス・ブレイロック(1978-)の日本初個展「演劇は舞台の外で起こった労働を舞台上にもたらすべき」と考えた詩人・劇作家のベルトルト・ブレヒトに大きな影響を受けたブレイロックは、大判カメラでフィルム撮影を行い、得られた画像をスキャンしてデジタル処理をすることで、写真の背後にあるプロセスを表面化させることを重要視する。その不器用な編集は、シュールでダーク、そしてコミカルなイメージに命を吹き込んでいる。「絵を描くことで世界を理解しようとする」と語るブレイロックは、メディアの限界と内在する矛盾を探り、長年にわたってその認識に挑戦し続けている。本展では、彼の重要作に加え、本展のために制作した最新作を発表。
会場
日動コンテンポラリーアート
- D1
- 六本木
港区六本木7-21-24 102
03-6384-5310
日動画廊の新部門として2002年に設立した現代美術専門のギャラリー。国内外の新進気鋭のアーティストを紹介している。1928年の創業以来、日本に初めて西洋絵画を紹介し、革新的な企画によって文化の普及に努めてきた日動画廊の創業・開拓理念を受け継いでいる。また、15年に台北支店をオープンして以降、アジアの現代美術も積極的に紹介している。