ペロタン東京
展覧会
ジャン=フィリップ・デローム
visage(s)
ペロタン東京では初となるジャン=フィリップ・デロームの個展を開催。デロームは、写真を介することなく被写体を直に観察することを絵画の実践とし、現代の多くの「フィギュラティヴ」な絵画とは一線を画したリプレゼンテーショナルな絵画のありようを提示している。
本展では、パリのアトリエのなかで、古典的なポーズをとったモデルたちを描いた一連の新作肖像画を発表。そこには、アトリエという管理された状況下において発生した、特定の時間に定義付けられる被写体の存在が記録されるだろう。 写実性よりも画家とモデルとの視線の交換に関心を持つデロームの新作を通して、写真発明以前の肖像画から脈々と流れる伝統を感じることができる。
会場
ペロタン東京
- G2
- 六本木
港区六本木6-6-9 ピラミデビル 1F
03-6721-0687
1990年、フランス人ギャラリストのエマニュエル・ペロタンがパリで開廊。2012年の香港を皮切りに、ニューヨーク(2013)、ソウル(2016)、東京(2017)、上海(2018)、ドバイ(2022)、そしてソウルに2つ目のギャラリーをオープンし、23年にはロサンゼルスのギャラリースペースをオープンした。