ポエティック・スケープ
展覧会
山田悠
日時計の面影
山田悠が2013年から構想を始め、これまで世界各地で何度か実現されてきた《Sun of the City》は、都市空間にある既存の構造物を利用してその場所でしか機能しない日時計を制作するプロジェクト。私たちの日常生活と天体の運行を、時刻や経緯度というグローバルなシステムを介しながら結びつける。
今回の個展では、各地で実現してきたサイト・スペシフィックな日時計の再構築・再解釈の方法を探る。いくつかの方法によって移し替えられたり複製された日時計は、実物の日時計の不在を表すことを通じて世界のどこかに今もある(もしくはあった)日時計の存在を示し、離れた場所で機能しているだろう日時計の面影として提示される。
会場
ポエティック・スケープ
- E6
- 中目黒
目黒区中目黒4-4-10 1F
03-6479-6927
2011年、中目黒に写真専門ギャラリーとして開廊。写真をキュレーションの軸に据えながら、近年は写真以外の作品も取り扱う。ギャラリー名の「POETIC SCAPE」とは「詩的な(poetic)」と「風景(landscape)」を掛けけ合わせた言葉で、言語では明確に定義できない、しかしアーティストには確かに見えている新たな風景を人々に届けるという意味を込めている。主な取り扱い作家は、野村浩、渡部敏哉、森山大道、野村佐紀子、柿崎真子、山田悠、トレイシー・テンプルトンなど。ギャラリー奥にはストアを併設し、ギャラリーゆかりの作家の作品集や写真論に関する書籍などを販売。また、写真・平面作品の額装も行なう。