ギャラリー小柳

展覧会
展覧会

束芋「そのあと」

束芋《夜と赤》2024年
photo by watsonstudio
© Tabaimo, courtesy Gallery Koyanagi

手描きの線画やデジタル技術を駆使し、人間の心理や社会の不穏な気配を描く映像作品・インスタレーションで知られる束芋。異形のキャラクターや不気味な風景が織りなす映像世界は、2011年の第54回ヴェネチアビエンナーレ日本館展示、同年の第61回芸術選奨新人賞美術部門受賞など、国内外で高く評価されてきた。活動の場は舞台芸術にも広がり、近年もダンサー・振付家の森下真樹と発展させてきた映像芝居『錆からでた実』の米国4都市公演(2020年、ダンサーは間宮千晴)、サーカスパフォーマーのヨルグ・ミュラーと協働した舞台作品『もつれる水滴』の日仏8都市公演(2022年)を行った。こうした活動も経て今年は国内各地の美術展参加が続くなか、ギャラリー小柳では6 年ぶりとなる個展が実現する。新作の映像インスタレーション群を発表予定。

会場
会場

ギャラリー小柳

  • B10
  • 銀座

中央区銀座1-7-5 小柳ビル 9F

03-3561-1896

1852年(嘉永5年)創業の京橋勧工場を前身に、そのなかの陶器部門を「小柳商店」として明治〜昭和に渡って継続させ、87年に小柳商店美術部として現代陶芸ギャラリーを開廊。95年、現在の現代美術画廊を銀座で開業する。2016年には杉本博司のデザインで、ギャラリースペースをリニューアルオープンした。杉本博司、ソフィ・カル、マルレーネ・デュマス、クリスチャン・マークレー、ミヒャエル・ボレマンス、マーク・マンダース、トーマス・ルフ、須田悦弘、束芋など国内外の作家を扱うほか、コミッションワークのプロジェクトも手掛ける。

熊⾕亜莉沙「Single bed」展示風景 2019年
Photo by Keizo Kioku. © Arisa Kumagai, courtesy Gallery Koyanagi.