カイカイキキギャラリー
展覧会
展覧会
AYA TAKANO
銀河の神話よりも長く alternative future
AYA TAKANOによるカイカイキキでは10年ぶりの個展。TAKANOは画家であり、漫画家、SF愛好家、自然保護活動家。幼少期から科学やSF、超自然的な世界に魅了され、90年代からはマンガやSF的世界観を背景にした独特のエロティシズムが漂う作品を発表してきた。3.11以降は地方や自然に対する理解を深め、それまで都市や夜景、月明かりが描かれた画面に、豊かな自然や昼の光が頻繁に登場するようになる。環境への配慮から画材もアクリル絵具から油絵具に変更。人類の根源的な世界を、より神話的な美しさとスケールで描いている。本展タイトルは歌人・小説家の雪舟えまの作中のフレーズに、展覧会のテーマ「alternative future」を組み合わせたものである。「有機的で、まるで古代に帰るような新しい未来のイメージをつくりたい」と語る彼女の新作油絵が円環状に展示され、自身がプランニングから手がけたジオラマ模型も登場。過去・現在・未来、そしてさまざまな文化が共鳴して紡ぐ神話的な世界観を体感できる。
なお11月15日からは、中野ブロードウェイ3階に位置するギャラリー「Hidari Zingaro」にて、AYA TAKANO初のキュレーション展を開催。全13作家が「alternative future」をテーマに制作した作品を展示する。
会場
会場
カイカイキキギャラリー
- C4
- 広尾
アーティストの村上隆により設立され、村上がマネジメントするアーティストを日本で紹介する場として2008年にオープン。アーティストのマネジメントと作品販売によりアートの社会的価値の創造を行うほか、海外の著名なアーティストに東京での展示の機会を提供し、日本のアートシーン全体の発展に貢献している。主な所属アーティストに、Mr.、タカノ綾、青島千穂、ob、くらやえみ、MADSAKI、TENGAone、大谷工作室、村田森など。海外からはKasing Lung、FUTURAらを招く。