カヨコユウキ
展覧会
展覧会
野沢 裕
野沢裕は、見慣れた風景に複数の時間・空間・偶然を故意に仕掛けたような写真、映像、インスタレーション等を制作している。揺れるカーテンがつくるラインと山脈の稜線など、 複数の時間・空間・次元をユーモラスに重ね、あるいは入れ子状にするような仕掛けで、観る者の想像力を誘う。また展覧会では、作品同士が織りなす関係性で空間全体をつくり出す構成も特徴といえる。今回の個展はいずれも新作となる、写真と絵画、および映像作品から構成される予定。野沢は1983年静岡県生まれ。2008年に東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻を卒業、2011年に東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻を修了。2014年にはIEDデザイン大学マドリード校にてMFA(写真)を取得した。
*野沢は「AWT VIDEO」にも映像作品を出展予定。
会場
会場
カヨコユウキ
- A7
- 駒込
2011年、オフィスとビューイングルームを設立。15年、東京の下町の雰囲気と歴史ある六義園が隣接する駒込に移転。古い木造倉庫を改装し、横長の大きな窓から柔らかく自然光が降り注ぐギャラリースペースを新設、現代アートに関する展覧会などの企画やアーティストマネジメントを行う。取り扱い作家は、櫃田伸也、髙木大地、富田正宣、エヴェリン・タオチェン・ワン、大野綾子、大田黒衣美、諏訪未知、今村洋平、利部志穂、井出賢嗣、松下和暉など。国際的なアートフェアへも出展しているほか、ドイツ・ケルンにてギャラリー「ECHO」を共同運営している。個人的な体験や経験、そこから生まれた謎や問いを注意深く検証し、編み出した方法で作品を制作する作家とコラボレーションを行う。日常生活から得られる様々な素材やイメージを扱い、価値観の多様化や社会の分断が進む現代社会において共生するためのヒントとなるような作品を紹介している。