プラダ 青山店
展覧会
展覧会
「LIZZIE FITCH / RYAN TRECARTIN: IT WAIVES BACK」展
アメリカのコラボアーティスト、リジー・フィッチとライアン・トレカーティンの日本初個展。彼らはノンリニア映像と没入型インスタレーションを融合し、サウンドも駆使した「彫刻的劇場」と称されるハイブリッドな環境へと作品化する。今回は大型インスタレーションと映画2作品、および彫刻群で構成された《It Waives Back》(2019-2024)のアジア初展示。これは2人がオハイオ州を拠点に2016年から続けるプロジェクトに属するもので、ベースとなったのはプラダ財団の委託でミラノの複数の建物にまたがり制作された大規模マルチメディアインスタレーション《Whether Line》(2019)である。同作では、彼らがオハイオに建設した巨大な流れるプールや堀、ホビーバーン(個人が趣味などのために設けた大型の建物)、高さ50フィートの森の見張り塔などからなるセットを舞台に、領土や所有権などの対立概念や、それらが自己の発達に与える影響をテーマにした表現が展開された。自分たちのプロジェクトを「時間の経過とともに成長し変化するダイナミックな環境」だという彼らの言葉通り、今回はこうしたアイデアを、ゲームの世界なども取り入れてさらに探求した成果を発表する。
会場
会場
プラダ 青山店
- D2
- 南青山
プラダ青山店は、建築ユニット、ヘルツォーク&ド・ムーロン設計によるエピセンター(「震源地」の意)。ブランドの創造性が凝縮された場を、訪れた人々に提供する。水晶を思わせるこのランドマークビルは、大都市東京の景観を根底から変える存在感を持ち、数百枚のガラスがはめ込まれた菱形格子状のファサードを通して、この建物の構造ならではの独特の世界観を垣間見ることができる。6階のスペースでは、プラダ財団の企画による国内外のアーティストの展覧会を年2回開催している(不定期)。