東京都庭園美術館

展覧会
展覧会

建物公開2024 あかり、ともるとき

Courtesy Tokyo Metropolitan Teien Art Museum

東京都庭園美術館では、1933年に竣工した旧朝香宮邸(東京都庭園美術館本館)の魅力を紹介する、年に1度の建物公開展を開催する。現在、国の重要文化財に指定されているこの建物は、フランスのアール・デコの精華を取り入れると同時に、宮内省内匠寮の技術力や日本古来の高度な職人技が随所に発揮されたものである。今回は邸内の多彩な照明に着目し、その見どころやデザインの源泉を辿る。あわせて、照明作品を中心に家具や調度を用いた情景再現を行い、新館の展示室ではアール・ヌーヴォー期からアール・デコ期にデザインされたランプ等、本館の意匠や装飾を想起させる照明器具を展示する。

会場
会場

東京都庭園美術館

  • C11
  • 目黒

港区白金台5-21-9

050-5541-8600(ハローダイヤル)

1933年に朝香宮邸として建てられ、アール・デコ様式の建物の空間と緑豊かな庭園が調和した美術館として83年に開館。2014年には杉本博司を設計アドバイザーに迎えた新館が完成。またその翌年には、本館、正門、茶室などが国の重要文化財に指定された。隣接した庭園も宮邸時代の面影を残し、芝生で覆われた開放感のある庭と、築山と池を備え起伏に富んだ日本庭園は、桜や紅葉など四季折々の変化を楽しめる。装飾芸術の観点から美術作品を紹介する特色のある展覧会を開催すると共に、庭園の活用や様々な教育普及事業に取り組み、文化的な都市空間の形成と、あらゆる鑑賞者に開かれた美術館の実現を目指している。