ユタカキクタケギャラリー
展覧会
展覧会
展覧会
展覧会
鳥
古来、鳥は神話や芸術の中にさまざまな形で現れてきた。本展は、西洋と日本の近現代文学、音楽のコンテクストにおける「鳥」に焦点を当てたある表象論をもとに、都市生活において隠れた存在/飛来する突然の訪問者としての他者性、生物学的な謎や歴史を備えたモチーフとしての特性に着目する。同論においては、モーリス・ブランショらの思想家が用いた鳥の形象、オリヴィエ・メシアンが独奏曲集「鳥のカタログ」の制作において得たセリー(音列)としての鳥の声、そしてアルフォンソ・リンギスが『何も共有していない者たちの共同体』の中で定義した「世界のざわめき」と並び、キリスト教的な神の不在の上に成り立つ近現代の日本の文学や音楽における鳥の表象が論じられている。その東洋、西洋の思考様式を横断した多角的な観点をヒントに、同時代性を備えた展示を試みる。参加作家は本山ゆかり、ミヤギフトシほかを予定。
会場
会場
会場
会場
ユタカキクタケギャラリー
- E2
- E4
- 六本木
2015年7月、六本木にて開廊。現代美術の表現形態が多様化し、美術が紡ぐ歴史の在り方も魅力を深めていく中、さらに新しい表現を切り開くアーティストの活動をサポートすることを目的として運営。絵画、写真、彫刻、映像など、同時代に制作される作品を紹介し、展覧会と併せてアーティストトークの開催や展覧会カタログ、アーティストブックの出版も行っている。